2008年07月16日

富士登山

昨年に引き続き、二度目の富士山でした。

昨年誘ったけど、体力的に自信がない、と断念し、
翌年は必ず登ろう、と誓った友人を含め5人グループで
山頂を目指しました。

昨年約束した満天の星空と、最高のご来光を拝みに。

集合の新宿ではパラパラと雨が降り始め、
五合目から七合目付近までは厚い雲に覆われてました。

雨が降ることもなく、逆に日差しをさえぎってくれて
非常に登りやすかったのです。

宿がある八合目付近では完全に雲が吹き飛ばされ、
美しい夕焼けと、満天の星空が用意されてました。
もうどこにオリオン座があるのか分からないほどの星の数。

肉眼で見えていなかっただけで、こんなにも星が存在するのか、
と思うほど。

これって、自分が見えていなかっただけで(気づいていなかった
だけで)実は、自分の周りでいろんな事柄が起きているんだなぁ、
という気づきがありました。

そこに存在しているものに対して、自分が見えてないから
「ない!ない!」と言ってるだけで、実は自らが見ようと
努力するとちゃんと見えてくるものなのでしょう。

実際に海抜3200mの高さまで登った時にいつもは見えない
星たちがハッキリと見えたのですから。

そして、八合目の宿に泊まり仮眠をし、深夜2時半に
宿を出て山頂に向かいました。

どんどん空気が薄くなるし、道も岩場で厳しくなります。

予定より30分ほど出発の時間が遅れてしまったので
山頂でご来光を見るには本当にギリギリでした。

体力の弱い女性二人と、男性二人、そして私の5人チーム。

男性二人は、女性二人をそれぞれ引っ張り上げながら
頂上を目指します。

午前3時50分頃、うっすらと東の暗黒の空にオレンジ色の
細い光の帯が出来ました。

暗黒だった空は、オレンジ色の帯を境に次第に濃紺から
明るい青へとグラデーションを作っていく。

午前4時頃、日はまだ登らないのに、すっかり周りは白んできた。

もう太陽はそこまで来ている。

午前4時20分頃、自分達の今の体力的なペースで考えると、
山頂に行く手前でご来光を拝まなくてはいけないかもしれない、
と判断した私は、チームメンバーに二択を仰いだ。

1.山頂前に5人ゆったりとご来光を眺めるスペースを確保する
2.このまま、とりあえず山頂まで登り続けてみる

そうしたら、一番身体が心配だった友人が
「大丈夫だから!!このまま頂上まで行っちゃおう!
 がんばろう!!」って。

彼女は10年前までは不治の病で寝たきりでした。

まだ姿は現してないものの、明らかにグングンと東の空から
エネルギーが大きくなっていくのを感じ、少々焦りながらも
彼女の「大丈夫だから!」という言葉を信じ、私たちは山頂を
目指し登り続けることにした。

目指すは山頂入り口の鳥居。

そしてついに、4時32分、私たち5人はご来光と同時に無事に
鳥居をくぐることが出来た。

そして彼女が言った。

「これはもう約束されていたことだったから、私たちが
鳥居をくぐるまで太陽が待っていてくれた。」

と。

彼女の言葉を信じて本当によかった。
彼女は約束を信じ、そして私たちは彼女を信じた。

その結果、富士山頂でご来光を拝むことができた。
奇跡や偶然やラッキーなどではない。


「信じること」だった。


今頃になって鳥肌が立つ。
宇宙との一体感。

あの時頂上を目指し、全員が自分たちの力を振り絞った。
きっと力を抜いてたり、無理だ、と思う気持ちがあったら
間に合っていなかったと思う。
そこはすぐに宇宙に見透かされてしまうから。

今回の富士は彼女と一緒に登ることでいろいろな大切なことに
気づくことができました。

人生の貴重な二日間。

一緒に富士山を満喫したメンバーに、

あらためて、「ありがとう」。

そして、宇宙に愛されているんだなぁ、と実感したのでした!

koaki

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